10月は代替・拡大コミュニケーション(AAC)啓発の月

AACとは英語でAugumentative Alternative Communicationといいます。最初の頭文字をとってAACとして知られています。日本語ではAACのことを拡大・代替コミュニケーションと訳されます。AACは「しゃべる」・「声に出して発してコミュニケーションをとる」以外の様式すべてのことを示します。(参考: 米国言語聴覚団体)

皆さんも経験があると思いますが、風邪をひいて、声が出なくなってしまった時、相手にメッセージを伝える時に紙に書いて伝えたり、メッセージを携帯で送ったり、ジェスチャーしたり、いろいろな手段でコミュニケーションをとられていることでしょう。このように、発語でコミュニケーションをとられている方でもある時は他の手段を加えて相手メッセージが伝わる様にコミュニケーションをとることを「拡大」コミュニケーションと言います。それとは別に、「代替」とは「発語」の変りにある様式を使用してコミュニケーションをとられている事を示します。

PECS🄬は拡大コミュニケーション様式として、また、代替コミュニケーション様式として世界中の方々に使われています。

拡大・代替コミュニケーションには様々な様式があります。電池や充電を必要としない物からハイテクのものまであります。どの様式が良いのかは、対象とされている方々が一番使いやすく、そして対象者の方が生活している環境の中で誰にでも通じる方法を選択して教えてあげることがとても大切です。

今月はPECSレベル1そしてPECSレベル2のワークショップを週末開催予定しています。

お申し込みは弊社ホームページより

ワークショップお申し込みはこちらから

コミュニケーションブック(大)用の中敷き黒と白が半額でお求めできます。

様々なイベントの練習をしているときに必ず「待ってね!」と学習者の方々に声をかけられているともいます。もし、学習者の方がまだ「待つ」スキルを習得していない場合、この視覚的な「待って」カードを使って指導するとスキルが教えやすくなります。

詳しくは「9つの重要なコミュニケーションスキルを教える」ワークショップ、または「ダメって言っていいの?どう伝えるの」のミニセミナーにて詳しく待ってカードの使い方その他重要なスキルをご説明させていただいております。

11月10日にPECSフェステイバルを開催いたします。日々PECSを実践されている保護者様、先生方による事例発表が視聴できるとても貴重な時間となります。発表後の話し合いにて皆さんの意見を聞きながら学べます。今回は事業所や学校、家庭との連携について最後皆さんと話し合っていく予定です。

事例発表者様はこちらのリンクからご覧いただけます。

2,024PECSフェスティバル概要