PECS便り:11月号 
~ 日常の中に「伝わる喜び」を!冬休みに向けたステップと今月の特別なお知らせ ~
朝晩の冷え込みが厳しくなり、暦の上ではまもなく冬を迎えます。学習者の方たちは、日々の学校生活や家庭での関わりを通じて、少しずつ自分の身の回りに必要な物事や気持ちを伝える力を育んでいることでしょう。
今月は、「冬休みに向けたコミュニケーションの集中ポイント」や、日常生活での具体的な進め方、そして11月に開催される貴重なセミナーや特別セールのご案内をお届けします。

冬休みに向けて:

長期休みに入ると、生活リズムの変化や見通しの立ちにくさから、学習者の方たちが不安を感じやすくなります。冬休みを安心して楽しく過ごすために、11月は以下の3つのスキルが身についているか確認し、まだの場合は計画を立ててひとつづつ練習してみませんか?
  • 「手伝ってください」の表出
      • 困ったときに行動で行う(泣く、手が出るなど)のではなく、絵カードや発声、デバイスを使って大人や周りの方に助けを求める練習です。

  • 「休憩します」「おしまい」の意思表示
      • 提示された課題や宿題で疲れた時、適切な方法で拒否や中断を伝えるスキルを身につけます。

  • 「待つ」ことの視覚的理解
    • 冬休み中の外出先や家庭内で、タイマーや「待って」カードを使って「あとこれだけ待てば、待ってといわれたものが手に入る」という見通しを持てるようにします。

日常生活の中でコミュニケーションを進めるコツ

特別な場面だけでなく、毎日の生活ルーティン(食事・着替え・遊びなど)の中に機会を組み込むことが一番の近道です。

    1. 「先回り」しすぎない
        • 大人が先にお茶を出してしまうのではなく、子どもが「お茶ください」と伝える「隙間(機会)」をあえて作ります。

    2. 分かりやすい視覚的サポート
        • 言葉だけの指示は、ある学習者にはただ単なる「音」に聞こえるときもあります。どの方法が学習者にとって最もわかりやすい方法であるかまず探し出しましょう。もし、学習者が視覚的の方法が一番合っていれば、その指示を「絵カード」や「写真」、「実物」を見せながら、『ここ行って!」「これして!」『ここにもっていって!」等視覚的な指示に従えるよう教えてあげましょう。

    3. 伝えてくれたら、すぐに叶える
        • 子どもが適切な方法で伝えてくれたときは、すぐにその要求を叶え、「伝えるといいことがある!」という成功体験を積み重ねていきましょう。

9つの重要なコミュニケーションスキルを教えるワークショップにて詳しくご説明しております。また、PECS🄬トレーニングマニュアル第2版/3版 11章にて詳しくご説明しております。ご参考までに。


11月開催】学びのセミナー・ワークショップのご案内
今月から、PECS🄬レベル1がPECS🄬基礎講座と変更しました。新しい映像のアップデート等がありPECSの基礎からしっかり学内容に変更はありません。
① 無料セミナー&PECS基礎講座
    • 11月13日 (金)無料セミナー PECSの概要 (19:00から)
        • PECSのワークショップの進め方について簡単にご説明します。

    • 11月18,19,25,26日 PECS応用講座(旧レベル2)

        • 上級レベルの語彙や属性語の指導法について詳しくご説明します。皆様が経験しているPECSにまつわる問題解決をしながら進めていく講座です。

    • 12月5日「9つの重要なコミュニケーションスキルを教えるワークショップ
    • 12月19日 「PECSから音声表出機器への移行(短縮版)」
        • コミュニケーションアプリやタブレットを活用したコミュニケーションの指導法について必要な準備と教え方についてご紹介します。

② 11月特別企画:第10回 PECS®フェスティバル2026 (11月23日 祝・月 午前9時から午後4時まで)
  • ピラミッドジャパン設立20周年を記念して、今年もオンラインで開催します。
  • 全国9組の保護者様・支援者様・先生方から、学齢期から成人まで、さまざまな現場での実践事例が集まりました。お申し込みはこちらから