PECS® Festival 2026!

〜日々の実践を全国の仲間とつなぐ。明日からの支援が変わる1日〜

11月23日(月・祝) 開催時間:午前9時から午後4時

表出コミュニケーションが難しい子どもや成人が、自らの意思を伝え、自立していくために、私たちはどのようなサポートができるでしょうか。

現在、日本のコミュニケーション支援の現場では、多くの保護者様や支援者がこのような「壁」に直面しています。

 現場で浮かび上がる「5つの課題」

    • 引き継ぎの壁: 学級や事業所が変わるたびに、これまでの支援方法が引き継がれない
    • 異動の壁: 支援者の異動により、せっかく本人が身につけた実践が途切れてしまう
    • 連携の壁: 家庭と学校、あるいは事業所の間で、本人の伝え方がバラバラになってしまう
    • 将来の壁: 成人期・就労後の実践事例が、まだまだ少なくて将来の見通しが立たない
    • 地域の壁: 住む地域によって、研修や専門家とつながる機会に差がある(孤立感)

こうした課題を乗り越えるヒントは、実は皆様お一人お一人が、日々の実践の中にすでにお持ちです。
皆様の「うまくいった工夫」も、「試行錯誤したプロセス」も、同じ悩みを抱える全国の仲間にとって、明日からの支援を変えるかけがえのない情報になります。一人で悩まず、全国の仲間とつながり、共に学びを深めませんか?


今回のPECS®フェスティバルのテーマ

今回のフェスティバルでは、「日常生活の中でのコミュニケーション支援」をテーマに、未就学児から成人まで、幅広いステージでのリアルな実践事例を共有します。未就学・学校教育・成人期、そして海外からの特別ゲスト(PECS Korea)を含む、総勢8組の素晴らしい発表者たちが決定いたしました!
保護者様、支援者、先生方が、日々の教育や生活の中でPECS®をどのように活用し、本人のステップアップに繋げているか、その生の声と工夫をたっぷりお届けします!
「うちの学級でも真似できそう」「家庭での関わり方のヒントが見つかった!」
そんな、明日からの支援にすぐ活かせる生きたアイディアがきっと見つかります。どうぞご期待ください!

なお、当日ライブでご参加いただけない方もご安心ください。今回のフェスティバルは事例発表部分を録画し、終了後2週間はお見逃し視聴が可能です(発表後のグループでの話し合いは録画の対象外となります)。お仕事や他のご予定と重なってしまった方も、ご自身のペースでじっくりご覧いただけます。

 

発表者のご紹介

「千葉PECSサークルの取り組み」永田 洋 先生:千葉PECS🄬サークル

日頃の千葉PECSサークルの取り組みについて、2人の会員の保護者の方から日頃の取り組みについて

発表いたします。家庭や学校、事業所との連携や関係作りについてフェスティバルの参加者の皆様からアドバイスを頂きたいです。

「強度行動障害とコミュニケーション支援」  門 眞一郎 先生 :近江のペンショナー児童精神科医

強度行動障害の背景には、本人が周囲の言葉を十分に理解することが難しい「理解コミュニケーション」の問題と、自分の要求や意思を通常の言葉で伝えることが難しい「表出コミュニケーション」の問題がある。なかでも、本人が自らの意思や要求を適切に伝えられるようにする表出コミュニケーション支援は重要であるが、理解コミュニケーションへの支援に比べ、十分に取り組まれているとは言い難い。本報告では、表出コミュニケーション支援の方法として絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS®)を取り上げる。比較的年齢の高い人で、PECSの習得が幼少児より速やかに進む事例を動画で紹介し、その実践過程を通して、強度行動障害のある人へのコミュニケーション支援、とりわけ表出コミュニケーションをどのように指導していくべきかを検討する。

「家庭と事業所で積み重ねた1年の土台から、学校生活への般化へ 〜医療・福祉・教育・相談の連携でつなぐA君の実践〜」寺浦 友里 様 :社会福祉法人ライフサポート協会 ジラフ長居

他法人同士である「じらふ」「ことり」(放課後等デイサービス・児童発達支援)による合同発表です。児童A君の事例を通し、家庭と両事業所が1年間築いたPECS®の土台を、今年度の小学校入学を機に相談員や学校と連携して学校生活へ般化させたプロセスを報告します。

入学時には相談員や発達クリニックとも連携。医師が学校宛てに継続して作成してくださる意見書も活かし、これまでの背景を引き継ぎました。

さらに、ことりによる「保育所等訪問支援」を通じて学校と連携し、見通しを持った過ごし方や自発性を促す関わり方を先生方と共有したことで、学校生活でも「トイレください」といった自発的な表出が見られるようになり、般化に繋りつつあります。

まだまだ課題はありますが、地域連携によって本人の自立的なコミュニケーションを育てていく実践をお伝えします

【入所施設におけるPECS導入と意思決定支援の実践】杉 由美 様 :やまぶき園

不規則勤務の入所施設でPECSを施設全体に周知し、職員間で支援方法を統一していくまでには、さまざまな試行錯誤や困難がありました。その過程を振り返りながら、PECS導入の実践を報告します。時間の見通しとカードによる要求を取り入れたことで、「衣類を濡らす・脱ぐ」等の行動に大幅な改善が見られました。また、職員への周知や支援方法の共有を進める中で、PECSへの理解を深め、施設全体で取り組む体制づくりにも努めました。さらに、強度行動障害や難聴のある利用者へのタブレットを活用したPECSなど、意思を伝える手段の拡大に向けた取り組みについても報告します。

【障害児入所施設でのコミュニケーション支援についての取組】 佐藤 美智子 先生(桃山学園児童支援課)& 久賀谷 洋 先生

障害児入所施設では、入所児童の多くが、人との関わりや自分の意思を伝えることに難しさを抱えている。特に、要求や困りごと、援助を求めることを適切に伝えることが難しく、その結果、泣く、怒る、物にあたるなどの行動として表出する場合も少なくない。そこで当施設では、PECSを活用し、日常生活に必要となる9つの重要なコミュニケーションスキルに着目しながら、個々の特性に応じた支援に取り組んでいる。本報告では、1事例を通して、本人が「伝える」ことを身につけていく過程と、それに伴う問題提起行動の変化を報告する。また、支援方法や変化を職員間で共有するとともに、学校とも情報を共有し、入所生活場面を超えて一貫したコミュニケーション支援につなげることを今後の課題とする。

対象児童:中学2年 女子

発表者 :佐藤美智子 (久賀谷 洋SV)

奈良原 彰様 と 山本はるな 様& 小岩 真弓先生 :埼玉PECSサークル

花笑之木工房の生活介護を利用する、同い年・同級生である自閉症の利用者2名 NGさんとTYさん。2名とも障害支援区分6であり、言葉によるコミュニケーションに難しさがある。TYさんは小学生の頃から系列の放課後等デイサービスでPECSを始め自分の要求や気持ちをカードで伝える経験を積み重ねてきたが、学齢期をはじめPECSをあまり使わない時期もあった。NGさんは花笑之木工房の利用開始後2025年1月にPECSを始め、日々の生活場面の中で、カードを使って自分の思いを伝える経験を広げている。同じ年齢、同じ自閉症という共通点をもちながら、PECSを始めた時期や経験には違いがある。本発表では、それぞれのこれまでの歩みや現在のコミュニケーションの姿を紹介し、PECSが本人の「伝えたい」を支える手段となることを発信する。

「崩れない」ことより、「また戻れる」こと ― PECS®を共通言語に、本人主体の暮らしを支えるチームづくり ― 植村 様 (グループホーム暖ちゃんの家) & 中谷 正恵 様 :保護者様 

37歳になる重度の自閉症と知的障害のある亜希が、グループホームでの新しい暮らしを始めました。環境や人、生活リズムが大きく変化する中、私たちは当初「崩れないこと」を目指していました。しかし実践を重ねる中で、「崩れても、自分の思いを伝え、支えてもらい、また日常に戻れること」が大切だと考えるようになりました。本発表では、PECS®と視覚的支援を共通言語として、母・グループホーム・作業所・専門家がどのように対話し、協働してきたのかを紹介します。亜希さんの「食べたい」「手伝ってほしい」「見たい」などの意思が、暮らしの中でどのように支援者に届いているのか、そして母がいなくなっても本人の意思が尊重され続けるために、チームとして何を残していくのかを考えます。

韓国におけるPECSの実践 ― 子ども・家族とともに広げるコミュニケーション支援 ―韓国から:イ ヒジン先生(言語聴覚士)& Dr. Annie Yoon(PECS🄬Korea)

韓国におけるの実践について、ソウルにあるセブランス病院小児精神科での取り組みを中心に紹介します。当院では、子ども一人ひとりの特性やコミュニケーションのニーズに合わせて、保護者と協力しながらを実践しています。本発表では、やなどのアプローチとを組み合わせた事例や、家庭や日常生活へと活用を広げるための保護者とセラピストの取り組みを紹介します。また、の活動や、韓国でを実践する保護者の取り組みと、子ども自身の「伝えたい」という思いを日常生活の中で広げていくための実践を共有します。

このフェスティバルで習得できること(受講のメリット)

  •  幅広い実践事例: 未就学児から成人のある方への具体的なPECS®活用法と生の声が聞ける

  •  明日使えるアイディア: 日常生活の中でコミュニケーションの機会を自然に増やし、本人のスキルを促すヒント

充実のプログラム特徴

  1. 豊富な事例発表

      • 年齢や特性に応じた具体的なサポート方法を体系的に学べます。

    質問コーナー & グループワーク

      • 発表者に直接質問ができるほか、小グループ(ブレイクアウトルーム)で参加者同士の熱い意見交換や情報共有を行います。

    ピラミッド社のコンサルタントによるアドバイス

      • 話し合いの場には弊社コンサルタントが同席!各事例に対する専門的なフィードバックや、明日から実践できる具体的なアドバイスを直接お伝えします。

ピラミッドジャパン20周年記念特別特典!

おかげさまで、ピラミッドジャパンは20周年を迎えました。
日頃の感謝を込めまして、今回のフェスティバル受講者の皆様【全員】に、現在大好評販売中の「PECSトートバッグ」を各自プレゼントいたします!受講に必要な資料を入れて、ぜひご活用ください。

イベント概要

    • 開催日時: 2026年11月23日(月・祝) 9:00 〜 16:00 (受付開始 8:30〜)
    •  開催方法: Zoom(完全オンライン開催)※全国どこからでもご参加いただけます 
    • 対象者: 未就学児〜成人をサポートしている保護者、支援者、教員、放課後等デイサービス職員、福祉・関係機関の皆様、PECSやピラミッドアプローチに関心のある方
    • 受講費: 一般(1日参加) 4,000円 (20周年記念特別プレゼント付き)
    • 見逃し配信: 事例発表部分を録画し、終了後2週間お見逃し視聴が可能です(発表後のグループ話し合いは録画対象外)


 お申し込み方法

参加をご希望の方は、下記の「受講を申し込む」ボタンより、受付フォームにて必要事項をご記入の上、ご登録をお願いいたします。

皆様の明日からの支援がもっと豊かになるアイディアを、ぜひこの機会に持ち帰ってください。スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております!

PECS®フェスティバル 2026 参加登録はこちら

キャンセル規定: お申し込み後の日程変更は可能です。開催日より1週間以内にオフィスにお電話+81 (6)-4950-9863または、メールpyramidjp@pecs.comまでご連絡下さい。 日程変更、振替の権利は開催日より1年で失効しキャンセル扱いになりますのでご注意ください。 キャンセル料金について:ワークショップ開催日から8~14日前は受講料金の50%、2~7日前は75%、当日キャンセルに関しましては100%のキャンセル料が発生しますのでご了承ください。