一日を通してコミュニケーションの機会を作る
1日最低40回の試行を達成するため、学習者が自発的にコミュニケーションをとる機会を作る必要があります。時間が経つにつれ、学習者の日常生活の中での機能的な活動の最中や、その合間で、自然なコミュニケーションの機会が生まれる場面が見えてきますが、最初の段階ではその機会を作ることが大切です。
コミュニケーションの機会を作る場面で使えるアイディアをいくつか紹介します。

- 学習者が自分で開けられないような透明な容器に強化子を入れ、誰かに助けを求めてコミュニケーションを開始する機会を作っていきましょう。
- 強化子が目につくけれど、手の届かないところに整理しておきましょう。(例:高い戸棚の上など)
- 組み立てが必要なおもちゃを一度に学習者へ提供せず、ある部品を持っているという事を示してみましょう。
- ブランコを押してもらうなど、子どもが好きな遊びの途中で一旦止めて、子どもが自発的に表出することを待ち、遊びが続かないようにしてみましょう。子供たちが少し満足する程度で、またリクエストしてくる機会を作りましょう。
恥ずかしがらず質問しましょう!
PECSを始めたばかりの頃は、質問が出てきたり、戸惑う場面に直面するのは当然です。日本PECSユーザーサポートは、ピラミッドアプローチやPECSユーザーで成り立つ大きなオンラインコミュニティで、PECSに関する様々なヒントやアドバイスにアクセスすることが出来ますので、心配は不要です。Facebookにある日本PECSサポートグループは、保護者、先生、支援者、専門家の方々の集まりで経験豊富なPECSユーザーや担当のコンサルタントからアドバイスを受けることができます。Instagramのアカウント@pecs_japanでもアドバイスやアイディアを閲覧可能です。
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著作者: Lucy Hotchkiss
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